井口まみ
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生田浄水場を守れ!と、輪がどんどん広がっています

梅雨の晴れ間の日曜日、生田浄水場を守ろうという人たちが集いました。「かわさきの安全でおいしい水道水を守る会」が主催して、午前中は浄水場の見学会。午後は新しい署名の出発集会でした。

DSCF9711 生田浄水場の見学会には、30名近い人が参加しました。もう何度もやっているので、そんなに来ないのではないかと思っていましたが、初めて参加するという人がまた何人もいて、案内してくれた上下水道局の職員の方も驚いていました。この日は、とっておきの逆洗を見せてもらいました。井戸水を細かい砂のあいだに通してろ過するろ過池で、その砂を洗う作業ですが、生田浄水場はほとんど砂が汚れないので、流れ出た水はいつか見た長沢浄水場よりもずっときれいでした。

 

DSCF9728 また、今回初めて、井戸の建屋の中を見せてもらいました。昔々は、一つ一つの井戸に職員がいて、水の量を調節するたびに黒電話で連絡を取り合っていたそうですが、今はすべてコンピューター制御で、浄水場から指示を出して必要な量を汲み上げるようにしているのだそうです。

 

DSCF9736 午後の集会は、80名を超える参加者で、会場はいっぱいでした。“水みち研究家”の神谷博さんの「井戸と地下水の大切さ」という講演を聴くことができ、日本の自然、暮らしてきた生活の在り方を守るには、井戸水、湧き水を守らなければならないということを再認識しました。

新たに会が始めた請願署名の成功にむけて、次々と「がんばろう」という発言が相次ぎました。3月の地震で導水管画は存したために、小田原から20日間も水が来なかったこと、でも相模湖と生田の水で市民はまったく困らなかったことが報告されると、「やっぱり自己水源は必要だ」という声があがりました。

こうした集会に参加させていただくと、いつも本当に勇気がわきます。議会の中では今は少数派かもしれませんが、市民の中では、市民の命と暮らしを守る当たり前の主張だと再確認できます。私も最後まで頑張ると決意表明をしました。