井口まみ
井口まみ井口まみ

7年越しの頑張りで丘陵地にコミュニティバスが走ります

IMGP0352出発式に参加した住民の皆さんから、本当に笑顔がこぼれます。7年越しのがんばりで、ついにコミュニティバスが走るのです。たくさんの困難を住民の力で克服してきた結果でした。

百合ヶ丘駅から山の上の住宅街を通って、買い物に、駅へといけるような交通を。最初は大型バスで実験しました。でもとても通れない。では乗り合いタクシーのようなものはどうかと検討が始まったのが、5年前だったでしょうか。読売ランド前駅のルートで実験しましたが、やはり道路が狭くて曲がれない。しかも、採算が取れない。たくさんの課題を住民の皆さんが何度も話し合い、行政も援助して、ついに本格運行にこぎつけたのです。この雄姿に感慨もひとしおだろうと思います。

運転手さんに花束が渡され、第1便が出発すると、万歳が起こりました。私も初めからかかわってきたので、とてもうれしい瞬間でした。

出発式には、副市長が参加しました。局長も区長もきました。副市長はあいさつで「最初はなかなか支援できなかったが、皆さんの強い要望で、本格運行にも財政的支援をするようになった」といわれました。ほんとにそうです。本格運行では、赤字が出ても市は何の援助もないというのが市の姿勢で、だから誰も赤字を補てんできないことから、実行できなかったのです。ただし、今始めたことも、高齢者に100円補助するのと、車両の購入費だけなので、まあ、微々たるものという感じですが、それでも、市民の運動と議会の力でここまではできるようになりました。

というわけで、これから安定的に運営するのは本当に大変だと思います。サポーター制度を作って、お金を集めておかなければいけないという状況です。でも、こうしてみんなががんばっていくことで道は開けると、改めて思った出発式でした。