井口まみ
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予算審査特別委員会で質問しました-ー生田浄水場を残せ!!

2013予特写真予算審査特別委員会の初日です。3日前に花粉症デビューし、ものすごく調子が悪いので、いつものように長く早くしゃべれません。それでも4項目、言いたいことは言えたかな。

まず何と言っても生田浄水場です。

はじめに、人員削減をしてもいいのか、ということを問いました。市長は来年度予算で行財政改革ーつまり人減らしーの3大改革として、保育園の民営化、ごみ収集体制の見直しとともに水道事業のダウンサイジングを上げました。でも水道事業はもう7年も人減らしをやっていて、これ以上減らすところがないのです。あと4億円分減らすのだそうです。どこを減らすのかと聞いたら「生田浄水場の廃止のほか…工事部門の委託化・請負化」だと。冗談ではありません。水を流すのというのは極めて専門性が求められるのです。1か所でもわからなくなったらだめなのです。上下水道事業管理者は、本管の管理などは直営にする。周辺の些末なところだけ委託するのだと答弁しましたが、それは外堀です。事実、神奈川県の県営水道を運営している企業庁では、もう工事部門そのものがないのです。あと4億円なんて、何も人減らしをしなくても、十分充てられるのが水道事業です。「3年前、大口利用者の料金を値下げしなければ11億円の収入があった。できることはほかにある。行革は見直すべきです」と、はっきり言いました。

つぎは耐震対策です。新しい川崎市の地震被害想定では、川崎直下型地震で断水率は54%とされていますが、これは水源から長沢浄水場までは水がちゃんと来ていることが前提です。しかし、自己水源の相模湖からも、企業団の水が来る小田原市の飯泉からも、完全に耐震化が終わっていないことが、今回の質問で明らかになりました。しかもこれがいつ終わるかめどがないというものです。だとするなら、市内唯一の自己水源である多摩区の地下水と生田浄水場をちゃんと残すべきではないか。あんまりあたりまえのことなので、質問にするのもなんだか簡単すぎるような問題なのですが、とにかく生田浄水場は廃止ありきなのです。そこで、先日発表された「生田浄水場用地の活用に関する基本計画」を取り上げ、災害用応急給水拠点の水源として井戸は残る。どう残るのか、水はどう使うのか、ということを質問しました。答弁は「生田浄水場廃止後の活用についてはこれから検討する」というばかり。でもとりあえず井戸が残ることが決まったので、意気軒昂にこれからも取り上げていきます。

あとのテーマは次回に。