井口まみ
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高齢期の障がい者を支えるグループホームが完成

社会福祉法人なごみ福祉会が、新しい知的障がい者のグループホームを作りました。何十年も使ってきた古い建物をリニューアルした機会に、「高齢期になっても住めるグループホームを」と、全く新しい設計を行ったのです。完成に合わせて見学をさせていただきました。

写真がうまく取れていなくてとても残念です。まず建物には全く段差がありません。真ん中に廊下があって6部屋が振り分けられていますが、その廊下は、車いすが十分通れる広さ。お風呂もトイレもバリアフリーです。2階建てですが、エレベーターがついてて、全室にスプリンクラーがついてます。

こういう仕様にするために、川崎市が新しい補助金をつけました。3年ほど前から議会でも、「高齢期の障がい者が暮らせるグループホームに補助金を」と求めていたことが今年度実現し、「かなりの補助をしてもらったおかげで建てることができた」と関係者は言っています。

障がい者が、親亡き後、高齢化したときの住まいをどうするか。ほんとうに課題となっています。この事例を見ても、今までのグループホームよりもかなり整備費がかかることは明らかです。市がしっかりとバックアップすることがどうしても必要だということがよくわかりました。