井口まみ
井口まみ井口まみ

子どもたちのミュージカルに感激

子供ミュージカル「新百合子どもミュージカル」を観に行きました。児童劇団「大きな夢」という劇団を知ったのも初めてなら、多摩、麻生、稲城を中心にずっと活動していて、この「新百合子どもミュージカル」が12回目というのも初めて知りました。うちの娘が保育園、学童といっしょだった子の妹さんが出演するというので、いそいそと出かけました。

子どもたちのミュージカルって全く想像のつかなかったのですが、いやはや、うまい!ダンスも歌も、セリフも、すごい!!ときおり観に行く普通のミュージカルは、なんとなく歌が唐突に出てきて、どうもなじめないのがあるのですが、歌っている子たちが本当に自然で、演出もうまいし。みんなで一つの舞台を作り上げる感動、一体感は、きっと何物にも代えがたい貴重な経験になるだろうなあ、と、最後にはほんとに感動していました。

毎週、夜、レッスンがあるのだそうです。とても厳しいようですが、「これをやりたい」と思う子たちは喜々としてやっているのでしょうね。友人も「これだけは絶対頑張っているよ」と子どもの成長に目を細めています。しかし、運営はとても厳しいのだとか。パンフレットの折り込みに寄付のお願いが入っていました。「ホール代、照明や音響、舞台美術、衣装などの経費は大人だろうが子どもだろうが、プロもアマチュアも関係なくかかってくる」「チケット代を安く抑え、その差額は出演参加費として負担してもらっている」。月々の会費が8000円、そのほかに負担というのは、いくら子どものためとはいえ、たいへんなことでしょう。こういう活動にこそもっと支援を!と、改めて思いました。

ついでに言えば、消費税が上がるとこの負担がまた増えるのです。消費税が創設されたとき、「これは文化を死滅させる税金だ」と言われました。ほんの一部の興行以外まさに崖っぷちの文化活動。このためにも消費税増税はさせてはなりません。