井口まみ
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6月議会報告―保育園のアレルギー児対応に人員配置を

小さい子どもたちのアレルギーへの対応が大きな社会問題になっています。川崎の認可保育園では、公立も民間も、給食に除去食を用意することにしていますが、これがほんとうにたいへんです。親と細かく打ち合わせし、主治医の指示書通りに、一人一人違う食材を抜いたメニューを出します。食材を抜いただけでは栄養やカロリーが足りなくなる場合は、それを補う工夫もします。それを間違えないように出して、その子が別のものを口にしないように配慮しなければなりません。保育園はどこでも、この作業にもっと人がほしい、何かあってからでは遅い、という要望が渦巻いているというのです。

東京都では、アレルギー児対応を行っている民営の保育園に対し補助を行っています。給食調理員などの部署に、公立は市として人員配置を行い、民間にはこうした補助をするべきではないかと質問しました。

川崎市は公的な職種に人を増やすことを、ほんとうにいやがります。人員削減こそが行革だ、といわんばかりです。議会でこういう質問をしても、いい答弁が返ってきたことがありません。せいぜい、消防署の職員が国基準よりあまりに低くてそれが少し補充されたくらいです。でも私たちが言い続けなければ、だれも言わなくなって、これでいいのだということになってしまいます。だからこれからも言い続けます。