井口まみ
井口まみ井口まみ

6月議会が怒涛のように終わりました

6月5日に始まって、31日に終わった6月議会。もう7月も10日になって、ようやく疲れが取れてきた感じです。いつの議会もそうですが、ほんとうに毎日めまぐるしく過ぎていきました。代表質問を全員で作り、すぐ翌日から議案審査の委員会、そして一般質問。どれもひとつでも市民の声をまっすぐに届けようと全力を尽くしました。終わったらもうへとへとです。

6月議会を迎えるまでに、議員団としてたくさんの人にお会いしてきました。登戸の商店街、市の公共事業をやっている土木業者、日本を代表するものづくりの集積地とどろき、障害児の施設、介護事業所、学校の先生など、全員で分担して、生の声をうかがいました。どこに行っても、「なんとかしてほしい」「このままでは事業は続けられない」といわれます。5000億円もの一般会計予算を持っている川崎市。どうしてこんなに困っている人を生み出すのでしょう。顔の向いている方向が違うのではないか。そういう代表質問を作りました。

SONY DSC 一般質問では、5つテーマを取り上げました。菅仙谷の菅小谷緑地を早く取得すること、中野島のもう3年も放置している遊休地の活用について、生田駅そばの栗谷の踏み切りに歩道をつけること、これらはどれも実現できるようです。

こうした地域の問題のほかに、今回は障害児・者の問題をとりあげました。ひとつは障害のある中・高生の放課後の居場所であるタイムケア事業を、もっと充実させるべきであること。障害者施設で働く人たちの待遇改善や相談事業の充実などを求めました。ひとつひとつ、実態を出して、「こんなことで困っているので支援をするべき」と求めるのですが、答弁は全く共通しています。「国の動向を注視し、必要な支援を検討する」。国がやるなら考える、ということばかりです。国がやらなければ何もしないというのなら、自治体の存在意義とは何なのか。自治体は「住民の福祉の増進のため」に存在しているのに、まったく手をこまねいている。こんな自治体でいいのか、という思いを本当に強くした6月議会でした。

くわしい質問のやり取りは市議団のホームページに載せます。いまなら、市議会のホームページでインターネット中継もしています。議会の雰囲気を味わってください。