井口まみ
井口まみ井口まみ

特定秘密保護法は絶対に許されない

CIMG0060参議院の本会議でいよいよ成立か、という緊迫した情勢のさなか、共産党川崎市会議員団全員で、代表質問の準備の合間を縫って川崎駅前で緊急宣伝をしました。ひとりひとりマイクで思いを訴えました。

昨日の特別委員会の幕切れはほんとにひどかった。審議の途中で委員長が採決を言い始める。理事が駆け寄って抗議し、委員会室が騒然としてだれが何を言っているかわからないなか、自民党と公明党の委員が立ったり座ったりしたら、それで「可決」だと!!!委員ではない誰かの合図で立ったり座ったりしたらしい。思わず「小学校の学級会でもやらない」と言ったら、「小学生に失礼だ」と言われました。これで委員会審議が終わったとして本会議に上程するなどもってのほかだ、と語り始めたらどんどん頭にきて、声がでかくなってしまいました。

国民に秘密を作り、それを明らかにしたものを処罰した歴史を、日本は持っています。「この戦争は聖戦だ」「日本は勝ち続けている」「この戦争に勝てばアジアが繁栄する」…。そういう誤った情報だけを与えられてきた結果、300万人の日本人と2000万人のアジアの人々の命が奪われたのではなかったか。日本共産党がこれは侵略戦争だと赤旗に書けば、逮捕し拷問し命を奪った。それが日本の歴史です。だからこそ、「この戦争の惨禍を二度と繰り返さない」ために、国民が主権者という憲法にしたのではなかったか。それを否定する人たちがいま政権を取っている。そのことがひしひしとわかる事態です。この特定秘密保護法案は憲法違反です。絶対に通してはならない、と思います。

国会には昨日も今日も続々と人が集まっています。国会に行けない人たちがこうして全国で集会や宣伝行動をしています。参議院議員にファクスや電話が寄せられ、ツイッターやフェイスブックで反対の声が広がっています。世論が政治を動かすときです。あきらめず、この声を広げましょう。

今朝も中野島駅でそう訴えましたが、こちらもビラがどんどん出ていきました。最後まであきらめないぞ。