井口まみ
井口まみ井口まみ

代表質問に立ちました

SONY DSC開会中の6月議会で、日本共産党を代表して、2時間に及ぶ代表質問に立ちました。議員団と事務局の総力をあげた準備で、福田市政の本当の姿をはっきりと浮き彫りにできたと思います。

代表質問は、最初に演壇で長い質問を行い、それに市長や局長の答弁があります。そのあと、自席で再質問、再々質問と重ねていきます。質問時間は議席数に応じていますから、自民党は3時間も持っています。しかし、共産党以外のほとんどの会派は、最初の質問で市長のやっていることを追認するような長い質問をして、長い答弁をもらい、あと2,3問の再質問をしておしまい、という、緊張感も何もないものです。とりわけ、市民が困っていること、市が手を差し伸べてくれないことに対して、対応を迫るということがほとんどありません。

代質新聞記事私の質問は動画でそのうちアップされますので、詳しいやり取りはそちらに譲りますが、今回は再々々質問まで行いました。最後はまちづくり局長に対する質問でしたが、その答弁がどうしても許せなかったからです。前の日の夜まで、みんなで知恵を絞り、どう言ったら市民の声を代弁できるか。市の不当性を明らかにできるか、論議して質問を作りました。その原稿を読んだだけなのですが、市民の怒りがほんとにわかって、おもわず声を荒げてしまいました。そのやりとりは翌日、「しんぶん赤旗」以外に2紙がとりあげてくれました。

最後の締めくくりの発言は、次の通りです。これもみんなの英知の結晶です。私は素晴らしい党の一員だと、改めて誇りに思っています。

「質問を重ねてまいりましたが、市長がどういう姿勢で、市政運営をされているのか実に鮮明になったと思います。

私たちは小児医療費の無料化をスピード感を持って取り組むべきと求めましたが、市長は「27年度以降の実施時期等について検討を進めている」と述べるのみでした。ところが一方で、国家戦略特区では「国内外の優れた医師を集め、最高水準の医療を提供できる世界トップクラスの『国際医療拠点』を作り、国内に居住・滞在する外国人が安心して医療が受けられる」よう規制緩和などを進めることに、市職員も配置し、前のめりになっています。安心して医療を受けるべき対象が違うのではないでしょうか。

まったく必要がないことが明らかになった、臨港道路東扇島水江町線は「しっかり推進」し、いくらかかるのかわからない羽田連絡道路は「全力で取り組む」とのことです。こうしたことには「汗をかく」のに、ルネサスエレクトロニクスのリストラで妊婦の方や障がい者の方が配転か退職かと迫られ、本当に困っていることには一歩も動こうとしません。こうしたやり方は改めるべきです。

自治体は「市民の福祉の増進」のためにあるのです。大規模開発を優先し、市民の暮らしを切り縮めることは絶対にあってはなりません。日本共産党は、憲法のすべての条項をしっかりまもり、市民の命と暮らしを守る市政のために多くの市民の皆さんと手を携えて全力をあげることを申し上げ、質問を終わります。」