井口まみ
井口まみ井口まみ

農業委員になりました

川崎市の農業委員会の定員は25名。そのうち20名は農家でなければならず、1名は農協の役員、4名は議会からの推薦の議席です。議会ではだいたい会派でもちまわりをするのですが、めぐり合わせで今年度は共産党から私と大庭議員の二人がえらばれました。私は5年前に一度やっているので、2期目です。

毎月25日が農業委員会の日です。農業委員会というのは、国民の命を守る農地を守るために、農地の売買や農地を宅地に転用するのに許可を出さなければならないので、申請があると一つ一つその土地を見に行って、その申請が適当かどうか判断し、その報告を聞いて、写真も見て、全員で決定するのです。

農業で生活できるような国ではなくなってしまいました。どんどん宅地になっていきます。それを毎月毎月許可を出すのです。農業委員になる農家の方は熱心に農業をやろうとしている人ですから、本当にじくじたる思いでしょう。私たちも「こんなに転用されちゃうの」と毎回毎回思うのです。何とか守れないでしょうか。「ナスを1箱売りにだしても、どんどんやってくる輸入物に負けて200円にしかならない。箱代だけで150円する」「相続しなければならなくなったら、畑を売らないと相続税が払えない」…。こんな政治の仕組みを変えないと、農業は守れません。

日本共産党は、都市農業を守る政策を発表しました。農業を守れない国は国民を守れない。日本の大地で国民が食べるものをつくる、当たり前の政治にしたいとつくづく思います。ぜひ一度、この政策を皆さんに見ていただこうと思っています。

http://www.jcp.or.jp/down/seisaku/10/1005-nougyou.pdf

をご覧ください。