井口まみ
井口まみ井口まみ

保育を考えるつどいに120人

元参議院議員のはたの君枝さんを招いて、川崎の保育問題を考える「保育を考えるつどい」を、私たち市議団も主催者となって開きました。大人が110人、子どもたちも入れれば120人で、泣き笑いの熱気あふれる会になりました。

石田和子市会議員が、川崎の保育の問題点を告発しました。全国1入りにくい川崎の保育園。今年の4月は、認可保育園に申し込んで入れないお子さんが、なんと2600人になった!4月過ぎても、無認可などにも、どこにも行くことができなかったお子さんは1076人に達したことに、市議団がどう取り組んできたかを報告しました。

集い広井

日本共産党の副委員長、広井暢子さんが、先般共産党が発表した緊急提言「待機児童問題を解決し、安心して預けられる保育を実現するために」の内容を紹介しながら、「入所できない」「保育料が高い」「狭いところに押し込まれている」など、問題だらけの保育園の解決策の展望を示してくれました。

(全文は http://www.jcp.or.jp/seisaku/2010/20100430_taikijidou_mondai.html  )

そして、「子供たちを守るのは大人の責任。今の事態を変えるのは、政治の責任」と強調。民主党が、保育園をすっかり解体しようとしていることを告発して、「参院選で日本共産党が躍進することが、子供たちを守ること」と訴えました。

そのあと、産休明けから保育園に入所したお母さんが発言しました。「育休は7月まであったが、それでは保育園に入れないことがわかり、4月で復帰した。でも1月に保育園に申し込んで入所が発表になる3月までの2ヶ月間、もし落ちたらどうしようと思ったら、息ができなくなるほど苦しかった。今でも涙が出る」…。私も18年前を思い出してほんとに涙が出ました。「二人目がほしいけど、この思いを繰り返すかと思うと、とても決意できない」。だいぶ前に子育てをした人も、いま孫育てをしている人も、いっしょに涙を流しました。「でも、宝くじなみの確率で公立保育園に入ったら、プロの保育士さんが、こどもたちを本当にかわいがって育ててくれる。いっしょに悩みを打ち明ける友達もできた。このよさをこれから赤ちゃんを産むすべてのお母さんに味わってもらいたい」という言葉に、思わずみんなで、ウンウン。

保育士さんや、保育園の民営化に反対してがんばっているお母さんも発言。どの人も子どもたちをこころからいつくしんで、たいへんだけどこどもたちの笑顔のためにがんばっていることに、温かい共感の拍手が。

集いはたの

そして、はたの君枝さんが、「皆さんの思いを必ず国会に持っていきたい。なんとしても大臣に保育園をたくさん作り、ゆったりとどの子も育てる環境を作れと追及したい」と決意を語りました。そうです。私たちの思いをしっかりと持って国会にいってもらいたい。そのために私もがんばります。