井口まみ
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12月議会一般質問その2 いこいの家とこども文化センターの合築施設の改修を早く

IMG_5798[1]川崎市には高齢者のためのいこいの家とこども文化センターが中学校区に1か所ずつ整備されています。しかし老朽化が激しく、改修がちっとも進まないので、私はこれまでこども文化センターについては何度もとりあげてきました。このなかで、私の地域に3か所もある、いこいの家とこども文化センターが同居している建物の改修は、担当する局が違うことから連携が取れていないことがわかり、はじめてこの問題を取り上げました。

IMG_5791[1]3か所のいこいの家を見てきました。築30年から40年たっています。どこも1階がいこいの家で、2階が子ども文化センターです。2階には外階段しかなく、これが段数が多く急な階段です。これから両方を有効活用するという案も出ていますが、この会談がまずバリアであることは間違いない。

IMG_5782[1]いこいの家に伺ってまず驚いたのが、利用率がとても高く、ほぼ毎日サークルが開かれていることです。こんなに利用されているのに、この数十年間まともに修繕していないので、大広間のじゅうたんがめくれてあぶないのでガムテープで張っている(菅―写真)、書道教室や水墨画のサークルは希望者が多いので大広間に、床を汚さないようにブルーシートを敷き詰め昔のやたら重い長机をそのたび出し入れして行っている(南菅)など、要求がたくさん出されました。そのなかで冷暖房の不具合が共通して出されました。こうした建物そのものに手を入れないといけない問題は合築施設では、簡単に解決しないのです。

IMG_5795[1]ひどかったのは錦が丘でした。2階の子ども文化センターのトイレの配管が壊れ、1階のいこいの家の女子トイレに漏れてしまいました。2階はすぐに直したのですが、1階のトイレの壁は雑巾で拭いたままにされたため、黒いカビが!!こうした問題は、いこいの家の担当である健康福祉局とこども文化センターの担当であるこども本部が相談してどちらがどういう予算をつけるのかはっきりさせなければなりません。二人の局長から「連携を密にし、両社で情報共有して合理的・効果的な処置を行えるよう協議する」という答弁をいただきました。

「かわさきの財政は厳しい」というおまじないのような言葉にふりまわされて、こうした公共施設の修繕がほんとうにおざなりになっています。しかし実態をしっかり示せば、だれもこのままでいいということはできません。長く大切に使うためにも必要な修繕をさせるために引き続き取り上げていこうと思います。