井口まみ
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2月19日、沖縄の息吹をしっかりと受け取りました

IMG_6177[1]2月19日は「戦争法」が強行採決されてちょうど5か月。国会にはたくさんの人が集まりましたが、川崎市の多摩区では、沖縄1区の赤嶺政賢衆議院議員を迎えて、「戦争法を許さない!多摩区実行員会」が講演会を開催しました。170名と会場はぎっしり。全国と連帯した熱い時間を過ごしました。

「いまこそ沖縄から学びたいーー辺野古新基地・野党共闘」と称して、県民の願いのためにがんばる知事を誕生させ衆議院選挙で全選挙区で共闘して自民党に議席を取らせなかった経験を学ぼう。沖縄の息吹を届けてもらおう、と大きな期待が。そして期待通りのお話でした。

IMG_6175[1]赤嶺さんは東京教育大学のご出身で今回の講演会も同級生が多摩区におられたので実現したのですが、大学入学は外国からの留学生という扱いだった。そこからして、沖縄の抱える歴史を感じさせられました。自民党の幹事長だった翁長さんを知事として支え、ともに安倍政権と対峙する仲間になるためには様々な経験が必要だったと語ります。それが日本中でできるのか、政権を変えるような力になるのか。赤嶺さんは、「辺野古の座り込みも最初は20人くらいで、埋め立てもすぐにやられてしまうと思われていた。ところがどんどん増え、選挙で勝ち、いまだに着工することができなくなっていく力になっている。その雰囲気と同じものを国会前に感じた。そしていまや、国会前に5万10万と集まるようになり、辺野古の比ではなくなった。」と、世論の力強さは沖縄だけのことではないと強調されます。

沖縄では「負ける気がしない」といいます。なぜなら「勝つまで戦いを続けるから」。様々な知恵を絞り政府の前に立ちはだかります。安倍政権は、違法行為をしなければ、新基地を作ることはできないところに追い込まれています。稲嶺名護市長は「私が承認しなければ絶対着工できないのだから、着工はできないんだ」と市民を励ましています。その息吹を、風をいっぱいに感じました。本土もがんばれる。そういう時代になっている。

おりしもこの日、国会では野党5党が安保法制廃止や安倍政権打倒などの4項目で一致し、いよいよ戦争法廃止で野党が共闘できる第1歩を踏み出しました。赤嶺さんは「歴史的な一歩だ」と言われました。そしてそれは「政治家が譲り合って作っている道ではなく、国民の声が政治家を動かしている」と実感していると言われます。平和を願う国民の皆さんを尊敬し、私たちも謙虚に柔軟に行動することで必ず道は開けるということを、日々目の前で学んでいるのだと改めて思ったのでした。