井口まみ
井口まみ井口まみ

川崎市の地域教育会議の活動に参加しています

2016-02-06 10.12.08川崎市が独自に設置している地域教育会議の委員を、民生委員の役割分担でやっています。中学校区が単位で、区域の小、中のPTAと教職員、保育園やこども文化センターの職員、町会や民生委員、公募市民と多才なメンバーが集まり、その学区の特徴に合わせて子どもたちのことを考えています。私が入った委員会は年に一度の『教育を語るつどい」の企画。そのつどいが今日ありました。

2016-02-06 11.47.38「菅散歩ースケッチでつづる私たちの街」と題して、イラストレーターで地元にお住いの望月雪桜さんに、菅の町の歴史や名所をご自身のスケッチで案内してもらうという講演会です。菅小学校の図書室なので40人が精一杯のところ、36人が参加しました。望月さんは60枚以上のステキなスケッチを見せながら、私たちが毎日通っているのにぜんぜん知らなかったお稲荷さんや子どもが参加する行事などを解説してくれました。みんなでへー、ホー、と聞き入るばかり。

2016-02-06 11.22.06そのあと班に分かれて、町の地図に知っているところ、行ってみたいところを書こうというワークショップをやって、班ごとに発表しました。地元の生まれの人も、数年しか住んでいない人もいっしょにしゃべっていくうちに、どの班でも「子どもたちを疫病や事故から守ったお地蔵さんを見に町歩きをしたい」「こんな豊かな自然や歴史をこれからここで育つ子どもたちに残したい」など、やっぱり子どもの成長に重ね合わせた思いをみんな持ったことが語られました。

川崎では痛ましい事件のニュースがいつまでも続き、私たちは何をすればいいのかと苦悩が続いています。今日は教育をテーマに語ったわけではないのですが、町の歴史を学ぶことで、いかに地域であたたかく子どもたちが育まれてきたかを実感し、そういう地域をなくさないようにしようと思えたという点で、教育を語るつどいとしての目的を十分果たしたと思います。こんな地域で民生委員をやっているのも、とても勉強になることだな、やってよかったな、と思います。