井口まみ
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商工交流会で静岡に行ってきました

2007,09,02, Sunday

2007,09,02, Sunday

この土日、静岡市で開催された、「第15回中小商工業全国交流・研究集会」(略して「商工交流会」)に参加しました。全国から1000人をこえる中小業者、研究者、われわれのような自治体関係者が集まり、地域経済の発展と商工業の振興の方策を考えるという研究集会です。とても多彩な講師陣で、私も楽しみにしてきました。
全体会での基調報告の後、夜の基礎講座では、「金融問題」を勉強しました。いま銀行は預金や融資という本来の仕事を忘れ、手数料や消費者金融の窓口業務で稼ぎ、地元の中小業者の経営をいっしょに見ながら、融資で応援するという本来の役割が放棄されているということが報告されました。そのなかで、自治体や銀行労働者も協力して、本来の経営を応援する融資のあり方を模索しようという議論をしました。
今日は、地域経済を活性化し、業者を応援する自治体の財政とはどうあるべきか、ということを静岡大学の先生を囲んで勉強しました。国が地方に渡すお金をどんどん削り、自治体は住民サービスを切り捨てる。そして大増税と国保料などの値上げで自治体が暮らしを破壊している悲鳴が全国から報告されました。これをどう打開するのか、講師から国内だけでなく、海外の経験も紹介されて、「なるほど」と言うこともたくさんありました。
ここで全部書くのは難しいので、これから、質問などに生かしていきたいと思います。全国には一生懸命考え、がんばっている人たちがたくさんいることにものすごく励まされ、まだセミが鳴く静岡から帰ってきました。