井口まみ
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中野島駅に臨時改札口ができます!市民の運動の大きな成果です!

2月8日、川崎市議会まちづくり委員会で南武線の駅の改良の方針が発表され、中野島駅に来年、臨時改札口ができることが明らかになりました。橋上駅舎化を求めてから20年、橋上化は決まったもののいつになるかわからないと、臨時改札を求めて署名活動もしてきましたが、ようやく危険な踏切を渡らなくてもすむようになります。

市が発表した「『南武線駅アクセス向上方策案』に基づく今後の取り組みについて」によると、中野島駅は橋上化を実現するまでにかなりの時間がかかると予想されるため、踏切を横断する通学児童などの安全対策のため、現在空き地になっている市有地を利用して暫定的な臨時改札を作ります。29年度に設計を行い、30年度工事を行い、供用開始となる予定です。稲田堤駅、久地駅の橋上化工事が終わり次第、中野島駅も橋上化に着手します。

屋根などの設置費用は川崎市が負担しますが、維持管理に要する費用はカリタス学園が負担するとのことです。ほんとうに感謝したいと思います。実際の開設時間などはこれからカリタス学園とJR東日本が協議しますが、Suicaなど交通系ICカードのみとなるようです。

臨時改札を求める市民の運動はねばりづよく行われてきました。もともと中野島駅の橋上駅舎を求め始めたのは、1993年でした。今年で24年になります。2003年には7000人もの署名を集め、市議会で趣旨採択されていました。2010年2月についに橋上化が決まりましたが、稲田堤駅が先でそのあとということで何年かかるかわからない、と、2011年には「それまでの間臨時改札をつくってほしい」と「中野島駅をよくする会」のみなさんが2000以上の署名をたずさえて、JRと川崎市に申し入れました。2012年には「国も知恵を出してほしい」と国土交通省にも申し入れを行ってきました。

私も初当選以来、中野島駅の安全対策を議会でくりかえし取り上げてきたので、来年にも臨時改札ができるということに、ものすごい喜びを感じています。時間はかかりましたが、あきらめず市民の皆さんと運動を続けていけば、願いは実現するということをまた実感しています。