井口まみ
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犬蔵中学校で給食を視察しました

IMG_9302[1]いよいよ川崎市も中学校給食が始まり、校内に給食室を作った自校方式の学校が先行して実施しています。その一つの宮前区の犬蔵中学校に視察に行きました。

今年1月から始まったので卒業した3年生も2か月ほどは食べることができ、新しい1年生は最初から給食です。初日の4月10日は大好きなハンバーグでした。今日は、サーモンフライにひじき、具だくさんのみそ汁。食缶を開けると湯気が上がり、教室がみそ汁のいい匂いで満たされます。それだけでなんだかほんわか。

給食になって何がよかったですか、と聞くと校長先生は「給食の時間は話も弾んでとても楽しそうだ」といいます。お弁当の時は家庭の事情が見えてしまうこともあり、なんとなく弁当を隠して食べるような雰囲気があったと言います。同じものを食べる、ただそれだけのことなのに、子どもたちが明るく、弾むような会話をしながら食べている。それがとても印象的だと。

IMG_9303[1]私たちもいただきました。これで876キロカロリーもあるそうです。中学生にはこんなに必要なんですね。私が子どもに作っていたお弁当の三倍はありそうです。 食器は川崎市のロゴが入ったもの。川崎のために特別に作ったんだよ、というメッセージのようです。

毎月栄養士さんが発行している「食育だより」も読みごたえがあり、教室では「いただきます」のまえに、栄養士さんが作ったクイズを毎日やっているそうで、給食にすることによって、弁当の時にはできないことがたくさんあるんだな、と思いました。秋、冬にはセンター方式の学校も始まります。みんな同じように取り組めるようになるといいとおもいます。

ところで、このボイルキャベツ。貴重な川崎産です。給食に使うには量が必要なので、作付から計画が必要で、それに見合う農地も人手も必要です。教育委員会と農業の担当部署が協力して給食に供給して、農業振興に資するべき、と質問したのは10年くらい前だったと思います。それが実現したのがキャベツでした。最初に使われた給食を視察しましたが、その時もボイルキャベツだったと思いだしました。