井口まみ
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小田急線登戸駅に快速急行が停まります!13年越しの要求でした

11月1日、小田急電鉄が、来年3月のダイヤ改正の概要を発表しました。そのなかに、登戸駅に快速急行を停車させるということが入っていました。おもわず「やったー!」と声を上げてしまいました。

今回のダイヤ改正は、登戸駅までの複々線化が完成し、そのことによって列車の本数を大幅に増やすなど、混雑緩和が劇的に行われる、というものです。これにより、ピーク時には192%という混雑率だったものが、ダイヤ改正直後には150%程度に改善され、しかも登戸―新宿間が最大9分短縮されるとのこと。満員電車の中から4分の1もの人がいなくなるなんて、複々線化というのはものすごい効果があるのですね。

さて、快速急行の登戸駅停車についてですが、多摩区で小田急線を利用する人のほとんどが、新宿でぱっと乗ったら登戸を通過し新百合ヶ丘だった、という経験を持っているほど、この快速急行の登戸通過の被害にあってきました。開始したのは2006年12月で、私は直ちに同月の議会で「市からも登戸に停車するよう求めよ」と質問。同時に小田急電鉄には地元の人たちが署名を集めて交渉しました。

その後、「小田急線の地下2層化・複々線化をすすめる会」の皆さんとご一緒に何回か小田急交渉に行くたびに、「快速急行を登戸駅にとめてほしい」と要望してきました。市に対しても、日本共産党川崎市議団として毎年の予算要望書の中に記載し、市も「小田急電鉄に要望している」と応えていました。

170323小田急申し入れ写真1今年3月、小田急電鉄に行ったときに、はじめて「市民の皆さんから強い要望をいただいている。来年3月のダイヤ改正には何らかの形でこたえたい」と言いました(写真)。それがついに形になったわけです。最初から求め続けて13年目でした。市民がほんとうに困って求め続けてきたことは、こうしてちゃんと反映するんだなあ、と思いました。

ところで、この小田急のダイヤ改正は、川崎北部地域の通勤事情を激変させるほどの効果をもたらす、と小田急の関係者の方は話しています。多摩区のまちづくりにとって大きな影響があるとのこと。しっかり勉強して、ここに住む人たちにとって本当にいいまちづくりになるようにしていきたいと思います。