井口まみ
井口まみ井口まみ

なぜ共産党という名前か

いま、共産党は「共産党のことを知ってもらうつどい」をあちこちで開いています。日曜日の朝、「井口さんの顔が見られるなら」と、最近「赤旗」日曜版を購読された女性がきてくれました。予期せず夫さんがご一緒でした。

ご夫妻が日頃困っていることや不満に思っていることからうかがったので、市立病院のことや介護のことなどで盛り上がり、共産党の政策などを語り、夫さんは「これまで共産党はどうもと思っていたが、いいことをやっている」と言ってくださいました。すると奥さんが「でも共産党という名前がね」「ソ連と同じみたいで、イメージ悪いわ」

待ってました!いつも胸にくすぶっていることをしゃべりました。「日本の共産党は95年前にできました。コミュニストパーティのコミュニストの語源はコミュニティ。共同という意味です。まさに国民みんなが平等で豊かになるという意味が込めて“共産”と訳したのです。

その目的のために、戦争に命がけで反対し、戦後もレッドパージにも抗し、いまも憲法を守るために奮闘してきました。

ソ連があとになって共産党の名を使って国民を弾圧したり、千島列島を占領したりした。それをもってこの名前を変えるのは、100年になろうとする党の歴史を考えたら、絶対にできない。私たちは国民の皆さんがそのことをわかってくださり、共産党でいいよ」と言ってくださるまで、この名前でがんばりたい」。

夫さんが即「よくわかった!とてもスッキリした」と声をあげました。奥さんも「わかったわ。その話も友達にする」と。私もなんだか身の引き締まる思いでした。