井口まみ
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6月議会一般質問その1ーー菅地域で浸水対策始まる

IMG_64536月22日、第2回川崎市議会定例会の一般質問で、菅地区で大規模な浸水対策が行われることをとりあげました。

三沢川周辺が「浸水リスクの高い」地域に

昨年3月に策定された「川崎市上下水道事業中期計画」では、コンピューターによる浸水シミュレーションや浸水の実績から、「浸水リスクの高い」地域を重点地区として指定。そのなかに三沢川地区がはいりました。

質問で「三沢川地区とはどこか」と質問。金子督・上下水道事業管理者は「多摩区のJR稲田堤駅を中心とした、菅1丁目から6丁目、菅野戸呂、菅城下、菅稲田堤、菅北浦1丁目から3丁目の、約197ヘクタールを対象にしている」と答えました

92ミリの雨でも床上浸水しない地域に

DSCF0005この地域は、かねてからさまざまなところで浸水し、応急的な対処はしてきました。菅北浦2丁目では、梨畑が少しずつ宅地になり、広い面積での雨水対策をしなかったため、少しの雨でもすぐに玄関前の道路が冠水する状態でした。2007年には相談があって対策をくりかえし求め、用水路を深くするだけで4年もかかったところもあります。

今回の事業は大きな雨水管やそれに流れ込む枝管を埋設し、最終的に三沢川の下流に放流する方向で、かなりおおがかりな対策を講じます。これにより、1時間当たり58ミリの雨は処理できるようになり、92ミリの雨が降っても床上浸水はしない状況になるそうです。

大規模な事業のため、完成年度は未定ですが、今年度には一部の地域から着工する予定です。各地で豪雨による災害が起きているなか、一日も早い完成をつよく求めました。