井口まみ
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子どもたちの登下校の安全を見守る制度が変わります

かつて「みどりのおばさん」といわれていた学童等交通誘導員の制度が今年の三月いっぱいでなくなります。

一日5時間、長い人では20年以上も同じ場所に立って、危険な交差点などで子どもたちの安全を守ってくれていました。 井口まみ市議は四月以降も、県の制度から、市の教育委員会の制度に引き継がれるということで、子どもたちの安全のためにきちんと引継ぎがされるのか、12月議会で質問しました。

ひきつづきやってくれるかわからない
学童等誘導員さんは、現在市内に20名です。その人たちがすべて、教育委員会の「地域交通安全員」に移行するのかとただしたところ、教育長は「いま、意向を伺っている」段階だと答弁。しかし、むずかしそうです。地域交通安全員は一日一時間で、危険なところは午後も一時間半です。ほとんどボランティアで、毎日拘束されるのですから、なかなかなり手がなく、人探しに四苦八苦しています。

子どもたちの登下校の安全を見守る制度が変わります 写真は、地域交通安全員さんです。ここは信号がある交差点ですが、子どもたちが立ち止まるスペースがなく、ひっきりなしに来る子どもと車を整理するのに、本当にたいへんです。こんなたいへんな仕事を引き受ける人がそうみつかるわけがなく、この場所も学童等交通誘導員が退職してから1年半、誰もたっていなかったそうです。

井口市議は「誘導員さんは地域の貴重な宝。なんとしてもひきつづきやってもらいたい。そのためには働き続けられるような条件にしなければならない。すべての子どもたちの安全を見届けるためにも、一日5時間は最低条件」と求めましたが、木場田教育長は「現在の方法で続けたい」と答弁。

これでは子どもたちの安全が心配ですし、もし決まらなければPTAの負担になります。すべての危険な交差点に人が配置できるよう引き続き、強く求めていきます。