井口まみ
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新緑の多摩丘陵を歩きました

2008,04,28, Monday

2008,04,28, Monday

第10回多摩丘陵を歩く会が開催されました。毎年、この新緑の季節、川崎北部の緑のなかを歩き、その足跡が自然遊歩道として残っていく歴史を刻んできました。今年は、小田急よみうりランド駅の北側、日本女子大の脇の深い緑のなかを歩いて、新しい遊歩道を作ろうという趣向です。さわやかな風が吹くいい一日でした。
慶長16年建立と掘り込まれた塚の石塔、富士山を望む鎌倉古道と思われる道筋、江戸時代からの戒名がある旧家の墓などをつなぎ、北條政子の妹をまつる薬師堂、さらに奈良法隆寺の夢殿と同じ規模の奈良時代のものと思われる寺尾台の八角堂跡と、歴史を感じるコースでした。山を緑地として残すことは環境にとって大切ですが、さらにそのなかに史跡があることで、次の時代に残す意義はさらに大きくなると思います。多摩の遊歩道に新たな意味が生まれることになります。
これから、小沢城址と薬師堂を市の指定文化財にしようという運動も始まります。鎌倉時代末期の日本の歴史を伝えるのに重要な史跡なのだそうです。実は年代を覚えるのが苦手な私。なかなかうまく話せない分野です。もっと勉強しなくちゃ。シンポジウムのご案内は「お知らせ」のコーナーをご覧下さい。