井口まみ
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小沢城址を市の指定史跡に―署名スタート集会開催

2008,05,11, Sunday

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『“小沢城址と峰続きの菅薬師堂、寿福寺、一連の歴史的景観を「市指定史跡」に” 陳情署名スタート集会』。長い名前の集会が開かれました。その名のとおり、多摩区の北の端、小沢城址と一連の歴史的遺産を「史跡」に指定させようという運動を始めました。
中世の歴史に詳しい渡辺賢二先生(明治大学非常勤講師・稲城市文化財審議会委員)から、小沢城址とこの周辺の地域が古代、中世、どういう役割を果たしていたのかというお話を伺いました。目からうろことはこのことです。鎌倉時代から室町時代、武士が闊歩する時代に、多摩川を挟んで、関東一円を誰が制覇するのか、たいへんな競り合いがあり、小沢城址から稲城の南山にかけてはその重要な軍事拠点として位置づけられていたのです。鎌倉に通じる鎌倉道もあるはずであること、関連する史跡がたくさんあることなど、郷土の歴史は、こんなに豊かなものなのかとびっくりしました。
小沢城址は、市が取得して特別緑地保全地区として保全されています。でも、城としてどういう形をしていたのか、詳しいことはわかっていません。これを明らかにすることは、次代のこどもたちにふるさとの歴史をきちんと伝えることになる、と声が上がりました。近々、お知らせのコーナーに署名用紙をアップしたいと思います。ぜひご協力をお願いします。