井口まみ
井口まみ井口まみ

いま、議会が暑い!

2008,06,16, Monday

いま、6月16日の午後7時半です。まだ、議案審査を行っている総務委員会が終わりません。長い休憩時間の最中です。
「市政の重大問題について住民に直接賛否を問う」住民投票を行うことができる「住民投票条例」案が市長から提案され、その審議をしています。審議が始まったのは先週の金曜日。すべての会派が質問しましたが、結論が出ず、2日目に突入し、すでに10数時間たちましたが、次々と問題点が明らかになり、さっき1時間の長い休憩に入りました。
住民投票をしたいと思っても、市長が「これはもう計画が進んでいるから投票には適しません」「これは議会で決まったからもうダメです」と振り分け、市政のほとんどの問題は住民投票にかけることはできない仕組みになっています。それをやっと通っても、今度は11万人の署名捺印を2ヶ月で集めなければなりません。こんな大変なことを成し遂げても市議会で3分の2の賛成がないと投票にたどりつかないのです。そして投票日は直近の選挙と同日なので、1年以上できないことも起こりうるし、投票のときには公職選挙法の決まりで一切の運動が禁止されます。こんな、「住民投票させない条例」はひどい!と市民が毎日たくさん集まって傍聴しました。
共産党の勝又議員と市古議員は、そんな市民の思いをたくさんぶつけて奮闘しました。いつもなら市長の与党は何も言わずに賛成して終わりですが、世論がそれを許しません。他党の議員も問題点を挙げつらね、ついに2日間という9年ぶりの異例の委員会になったのです。答弁はしどろもどろ、次々と市民の意見を聞く気がない市の姿勢が明らかになりました。
結論はもうすぐでます。わが党以外の、市長を支える与党から、本体に何の手もくわえない修正案が出るようです。わが党は本体を抜本的に変える修正案を本会議に提出します。市民の立場に立つのはいったい誰なのかが本当にくっきりしている市議会です。
20日が私の一般質問。その準備も並行してバタバタしています。その報告はまた遅くなる、かな。