井口まみ
井口まみ井口まみ

横須賀にひびく3万人のシュプレヒコール

2008,07,14, Monday

暑い!暑い!といいながら、炎天下の横須賀の港にいました。「アメリカの原子力空母の横須賀配備反対」の全国大集会に、川崎からもバスを連ねて行ったのです。3万人が小さな公園にぎっしりと集まりました。
untitled

私たちは、中央舞台が見えない裏のほうになってしまったので、シュプレヒコールもスピーカーの音に合わせてやるだけでしたが、でも、ほら、みんな一生懸命声を出していますよ。どう考えたって、東京湾に、原子力発電所2基分の炉をもつ航空母艦の母港をおくなんて、考えられないでしょう!乗組員も5000人をこえ、この家族も含め、横須賀に母港、つまり出撃拠点とするためにやってくる。その住宅や学校、バーに至るまで日本政府の思いやり予算で作られるのです。万一、原子炉の事故が起こったら、首都圏3000万人に被害が出るのは必至といわれています。軍艦なんて、なるべく軽くしたいから、原発のような何重もの安全対策が行われているとは言いがたいのだそうです。それでもチェルノブイリもスリーマイル島も重大事故がおきています。まして原子力空母というのはもっとあぶない!そんなの、来なくてもいいです!
横須賀市民は、原子力空母を受け入れるかどうか住民投票を行わせよと、直接請求運動を2回にわたって行いました。市議会はそれを拒否しましたが、市民の声はやむことはありません。この3万人のデモ行進を見ていた市民が「ありがとう」といっていたと、同じバスの人が報告していました。日本の国民は決して黙っていない。おし戻すんだという大きな声が響いた横須賀の町でした。