井口まみ
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横浜市障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」を視察しました

共産党川崎市議団の中で、障がい者福祉を担当するチームを作っています。その一員の赤石ひろ子議員と、横浜市の障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」を視察しました。市の担当者と副館長さんたちから丁寧な対応をしていただきました。私は3回目なのですが、行くたびに新たな感慨を受けています。

IMG_1509[1]スポーツ施設は体育館が2つに、プール、屋外グラウンドと地下グラウンド、視覚障がい者のためのサウンドテーブルテニス室が2つ、4レーンのボーリング場も。文化施設は300席のホールや防音の多目的室、調理室など、とても立派です。その一つ一つが川崎にあったらどんなにいいかと、それを使いたいであろう障がい者の方たちの顔が目に浮かびました。

川崎市に障がい者専用のスポーツセンターを作るべきだと議会でも求めていますが、市は全く聞く耳を持ちません。障がい者のスポーツや文化に親しむ機会を保障し、発展させるというそもそもの立場がまず問われているのだと、お話を伺っていてつくづく思いました。

ある女性は原因不明の病気で足が動かなくなり、家から出られなくなります。親に紹介されてラポールに来てかつて得意だった水泳に挑戦。水の中なら介助なしで動けるとわかり、週3回通うようになりました。高齢になった両親も同じプールで運動している、というエピソードがDVDで紹介されました。成田真由美さんもこのプールで水泳に出会ったのだそうです。障がいはひとによってさまざまで、自分は何ができるのか、生涯付き合っていける運動は何かなど、自分だけで見つけることは本当に難しい。こうした専用のスポーツセンターに専門職がいて、いろんな種目に挑戦できるからこそ、可能性が広がるのです。そして毎日開いている。行きたいときに行って自分に合ったプログラムを作ってもらうことができる。可能性がさらに広がります。リハビリのためにも障がい者スポーツの普及のためにも、なにより、その人がその人らしく生きていくうえで、この施設はどうしても必要だ。

川崎にも必ず。あらためて思いました。