井口まみ
井口まみ井口まみ

多摩区総合防災訓練に参加しました

IMG_1784[1]防災の日。多摩区で総合防災訓練が行われました。昨年は雨でほとんど何もできませんでしたが、今年は暑かったけれど曇り空で、たくさんのブースが参加して防災をアピールしました。

IMG_1780[1]下布田小学校の校庭いっぱいにテントが建てられ、災害用トイレの展示や市の地震体験車、火起こし体験や消防の放水体験など、それは盛りだくさん。住宅相談や多摩区の災害の歴史の写真展示などもありました。防災をキーワードにした、様々な活動団体があるのですね。昨晩は防災キャンプの団体による避難所のお泊り体験もあって、50人近い子どもたちが参加したそうです。夜カレーライスを作り、段ボールベッドに寝たのだとか。

IMG_1783[1]水槽に長靴があるので何かと思ったら、消防署の体験で、長靴で水の中を歩いてはいけない、避難の時にはひも靴で、という体験コーナー。こういうことも覚えておかないといけないことですね。

沢山の人が集まり、イベントを通じて防災について考えるいい機会だったと思います。

でも、と思う。防災訓練というなら、やはり、災害を想定したリアルな訓練が必要なのではないか。防災の日のイベントとして、楽しく展示を見るというのとは別に、震災や水害の被害を想定して、実際に避難所をまともに開設して、そこに住民が避難したらどういうことが起こるのか。この体験をする必要があるのではないか。私の一貫した問題意識です。

九州北部で豪雨災害があり、病院が水につかってしまうという映像をここ数日見続けてきました。あの地域は避難所に行くことはできたのでしょうか。防災の専門家は「いざとなったら、訓練したり体験したこと以外に行動することはできない」と言います。年に一度、イベントとして災害を思い出す、というだけではない取り組みをするべきなのでは、と思いながら、いろんな取り組みをがんばっておられる各ブースの皆さんとは、なるほどということを教えていただき、語り合ってきました。