井口まみ
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浸水被害が発生―罹災証明の手続きをお知らせするチラシをお渡ししています

台風19号はたいへんな爪痕を残して去っていきました。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。命を落とされる方もいて、胸が痛みます。

1多摩区でも起きてしまいました。私が3年前まで住んでいた住宅のまわりは台風が来る前の午後から、「用水路があふれた」という通報があり、心配していました。深夜、雨が止んでから行ってみると、道路が冠水してたどり着くことができませんでした。写真は近所の方のをお借りしました。

5台風一過の今朝、皆さんのお宅を回ってみると、50軒近くが床上浸水で、腰まで水が来たアパートの1階、水が家財道具をめちゃくちゃにして行ったお宅など、それはたいへんなことになっていました。うちの子が通っていた保育園も、1階は床上まで水が入り、泥だらけになりました。しかもこの地域だけ前の晩から停電になっており、ほんとに困っていました。

2019台風被害(19号) 川北のひろば1軒1軒に、水害にあったときの心得みたいなチラシと、罹災証明書と減免制度のお知らせのチラシをつけて、様子をうかがいながら配って歩きました。このお知らせのチラシが「どこに相談していいのかわからず困っていた」「写真が必要なんですね。全部撮っておきます」など、たいへん喜ばれました。私が回りきれないところは、地元の共産党の仲間が回ってくれています。困ったら相談センターへ、とご案内も。

保育園は園児のお父さんたちが一斉に駆け付けてくれて、午前中にはほぼ片付いたようです。それぞれのお宅も、ご近所で力を合わせながら、家財道具を外に出していました。電気も昼過ぎには通りました。地元の大工さんを知らないか、と言われたので、土建組合の組合員さんを紹介しました。

ところで、なぜ用水路があふれたのか。「大丸用水」と言われる歴史的にも古い用水路が、目の前の三沢川に流れ込み、その三沢川がすぐ下流で多摩川に合流します。昨日は多摩川が増水し、あと少しであふれるところまで来ました。三沢川の河口には水門があり、この水門を閉めたのが午後9時。皆さんの家に水が入り始めたのが7時ごろだと言いますから、三沢川の水が多摩川にいかなくなり、そのために大丸用水の水は三沢川にはけず、あふれたのだと思いますが、そのあたりを解明しなければなりません。ひとたび水が入ると元通りにするのはたいへんです。ひきつづき、支援できれば、と思います。