井口まみ
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堺市に視察に来ましたークリーンセンターとメガソーラー

川崎市議会環境委員会の視察で、堺市に来ました。明日は神戸市。本当は10月だったのですが、台風の被害が出て、延期になったものです。

堺市では、クリーンセンターとメガソーラーを見学しました。

IMG_2079[1]市内に3カ所あるクリーンセンター=ゴミ焼却場のうち、臨海部に建てた臨海工場は、ガス化溶融炉であることが特徴です。日量450トンの処理量で、建設費と20年間の維持管理費をPFI方式で契約した金額は445億円。建設費だけだと185億円とのことでした。かつて、ガス化溶融炉は高いと議論したことがありましたが、川崎と比べてどうなのか、後で調べようと思いました。なんでも放り込んでいいというのが売りで、粗大ゴミも破砕したら、そのまま炉へ。目の前でガステーブルが落ちていきました。その結果、最終的に出てくるスラブとメタルの使い道も難しそうです。

IMG_2090[1]関西電力と堺市が日本で初めて、メガソーラーなるものを建設したのが、8年前。甲子園球場5個分の敷地に、7万4千枚のパネルを敷き詰め、最大出力1万キロワット。年間約4千軒分の家庭の電力を発電しています。発電能力はこの数年で飛躍的に良くなっており、今ならもっと効率がいいかもしれませんが、その当時の最先端の技術で、実験的な施設として始まったとのことでした。昨年の台風の時には、あと少しで水没するところで、説明していただいた関西電力の方も「各家庭の屋根で効率的に発電できれば、蓄電池の開発と併せてもっと身近に発電できる。そういう技術開発の役に立てれば」と、資料を集めているとのことでした。

川崎市にもメガソーラーはありますが、市民が見に来て何か考えるきっかけになるか、改めて見てみようと思います。