井口まみ
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予算議会で市民の声をたくさん提案しました

3月19日、新型コロナウイルス感染症対策のため、一日前倒しして、予算議会が終わりました。来年度1年間の予算が決まる大事な議会というだけでなく、私たち日本共産党川崎市議団は、市長の提案した予算案を組み替える動議を提出し「こうすれば市民本位の予算になる」という提案をするので、毎回特別の思いで迎えます。

今回は、組み替え動議だけでなく、条例の改正案を3本、意見書案を2本出して、市民の声を次々と議場に持ち出したので、いっそう思い入れの強い議会となりました。11人の議員団の中の7人が登壇。議案提案権を持つ議員団だからこそ、こうした提案ができるのだと、応援してくださった市民の皆さんに感謝する瞬間でもありました。

以下、演壇に登場した順に、その内容の中心をお伝えします。どれも詳しくは川崎市議団のホームページでご覧ください。

76706866_1471969406318316_7308363934816272384_o予算の組み替え動議を提案する大庭裕子議員。一般会計だけで7000億円を超える川崎市ですが、この組み替え動議は、わずか164億円の事業費で、小児医療費を中学卒業まで無料にし、小学3年生から中学3年生までの少人数学級を実現。介護保険料や国民健康保険料を引き下げ、リフォーム助成制度も創設するなど、23項目の事業を行います。そのために、不要不急の大規模事業をやめることや、すぐに使わない基金の取り崩しなどを行うことを提案しました。共産党以外の議員の反対で否決されました。

90657547_1471968449651745_152626374442483712_o日本共産党の代表討論をする勝又光江議員。今議会に提出された予算案などの議案や市長の施政方針に対する党の意見を述べます。市長が繰り返し「財政が厳しい」と述べたことに対し、「川崎市は全国トップクラスの財政が豊かな都市だ。そのお金を市民生活に使うべき」と主張しました。

90454500_1471968616318395_3555209937187504128_o小児医療費助成条例の改正案を提案する市古次郎議員。神奈川県内で最も遅れた川崎市の制度をかえ、中学卒業まで通院医療費を無料にし、所得制限と一部負担金をなくすことを提案しています。共産党以外の議員の反対で否決されました。

90474277_1471968789651711_2357601423874588672_o国民健康保険条例の改正案の提案を行う渡辺学議員。高すぎる保険料を引き下げるため、1世帯当たり1万円の保険料を引き下げるとともに、19歳未満の子どもの均等割りを廃止することを盛り込んでいます。共産党以外の議員の反対で否決されました。

90355163_1471968949651695_3904628122540048384_o介護保険条例の改正案の提案をする小堀しょうこ議員。あまりにも高い介護保険料を3年前の第6期の水準に下げることを提案しています。共産党以外の議員の反対で否決されました。

89982524_1471969099651680_8167807068502228992_o新型コロナウイルス感染症対策のさらなる充実強化を求める意見書案の提案を行う赤石ひろ子議員。全国一律休業への対応や、雇用対策、中小企業への支援などを国に求める意見書案です。無所属議員一人が賛同してくれました。

90466435_1471969216318335_4180964183765942272_o中東海域への自衛隊派遣の即時撤退等を求める意見書案を提案する後藤まさみ議員。ホルムズ海峡に派遣した自衛隊の撤退を求めるとともに、憲法に基づいた平和外交を行うことを国に求める意見書案です。共産党以外の議員の反対で否決されました。

教育委員に元警察官を任命する議案が突然出され、重大事態だと反対しました。その質疑は別途投稿します。