井口まみ
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国土交通省京浜河川事務所に行きましたー多摩川のしゅんせつを求めて

107107273_1570699889778600_4926449111474187169_n7月13日、畑野君枝衆議院議員、川崎の共産党県会議員、市会議員や地域の方たちと、多摩川を管理する国土交通省京浜河川事務所に行ってきました。

昨年の台風で多摩川の河床にはものすごい量の土砂がたまっています。今年3月、この撤去などを急いで行うことを求めていました。いよいよ迎えた雨季になってもちっとも多摩川の浚渫がすすまない、どうなっているのか聞くことが目的です。

率直に言って「いったいこの数ヶ月何をしていたのか。これが国民の安全を守るべき役所の姿なのか」と怒りでいっぱいでした。住民は不安でたまらないとあれほど訴えたのに浚渫はほとんどやっていないのです。

国は3月、周辺自治体と「多摩川緊急治水対策プロジェクト」を作りました。6年間で163億円を投じると胸をはっていました。確かに川崎市内で4カ所の台風で壊れた護岸はとりあえず直しました。しかし肝心の浚渫、土砂の撤去は通常の予算の範囲で二ヶ所、少し削ったものの、このプロジェクトではまだ一ヶ所も手をつけていないというのです。それどころか…。

107683099_1570699906445265_5493361558156478196_n私が「3月の時、レーザーで川の表面の高さを測り土砂の堆積状況を調べると言っていたが、その数値はどうだったのか」と聞いたのです。そうしたら「それがまだ終わっていないので、終わり次第解析して、どこの河床が危ないか分析して、これから掘削場所を決める」というではありませんか。

皆さんから口々に「早く始めてほしい」と声が上がると「必要な場合にはちゃんと行います」と答えます。何度もそう答えていました。この人たちはいったい何を言っているのか。私たちは初めから必要だと言っているのです。9ヶ月もたっているのに、どこが必要なのか調査も終わっていないなんて、やる気があるのか。

予算の163億円は令和6年までの予算です。彼らにしたら一年目で予算を使い切るなどというのはあってはならないのでしょう。浚渫はボチボチやろうということなのでしょう。それで済むと思う気がしれない。あの川を見て何も感じないのでしょうか。

このままで台風シーズンを迎えられません。レーザーによる調査結果などを畑野議員に提出してもらうことにしました。根拠を持ってさらに対応を求めるつもりです。