井口まみ
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川崎市が風水害を想定した図上訓練を行いました

川崎市は昨年の台風による水害の対応をいろいろ反省しました。その中で市内各地で起こったことが市役所の災害本部に集らず、機動的に判断を下すことができなかった、ということが問題になっていました。

110842755_1583257115189544_6001902010533230514_nそれを踏まえ、28日、市として初めて「風水害を想定した水害対応図上シミュレーション訓練」を開催しました。リアルタイムで被害が刻々と報告されて対応を指示するところを公開するというので見学しました。

スーパー台風が午後5時に川崎を直撃するという想定で、関係者が想定している気象予報や事象の報告をリアルに行います。台風がどこにいるか、とか、多摩川が計画最高水位をこえた!という情報が刻々と入ります。訓練だと思っても緊張感が走ります。

109972050_1583257145189541_2605285115190725181_n全ての局、区役所から連絡員が出て、現地で起こっていることの集約、対応の指示のやりとりが行われています。実際やってみると、ポンプ車を出動させるために「道路の通行止めを地域に知らせよ」「そんな人員は出せない!」などのやりとりが起こります。やってみるといろんな食い違いが起きて、おろおろすることも。訓練しとかないと、わからないことがあるものだと、実感しました。

若い職員が多くて、勝手がわからないこともある様子でした。でもこうした訓練を繰り返して、だんだん手順がわかってくるものです。あなたたちが市民を守るのですよ。よろしくお願いしますねって、思いました。