川崎市議会環境委員会は、所管事務の調査として、下水道広報施設「ワクワクアクア」の視察を行いました。私たちがトイレや台所から流した水は、どうやって東京湾に行くのか。その技術や施設をわかりやすく見せるところです。
なんといってもここの特徴は、タブレットをかざすとさまざまな画面が出てきて、展示物だけでは見られないたくさんの情報を見られることです。なんの変哲もないイラストの地図の上に、網の目の下水管が重なったり、水がきれいになっていくイラストが出てきたりします。けっこうおもしろい。
私は巡り合わせでもう何年も環境委員なので、これで3回目なのですが、初めて視察したベテラン議員は「これはいいな。もっと宣伝した方がいい」と言われていました。下水処理の技術の進歩はその都市の環境を守る歴史と重なります。汚水を分解させるバクテリアの組み合わせは、都市ごとに違うのだそうです。ここの顕微鏡で見せてもらった「クマムシ」はなかなか可愛かったですよ。下水道の完備のために行ってきた自治体の役割を、こうして市民に見てもらうことは本当に大事だと思います。議員としてしっかり広報せねば、と思いました。
川崎市には他にもこうした広報施設があります。水道は「水とかがやく未来館」、廃棄物処理施設には「エコ暮らし未来館」などなど。また紹介したいと思います。