井口まみ
井口まみ井口まみ

視察2日目は北九州市です。

315773817_2229489900566259_6227731370737519529_nまちづくり委員会の視察項目は崖地の安全対策。9月議会の代表質問で紹介した事例です。

土砂災害防止法で、一定の基準で指定される危ない崖地をレッドゾーンに指定していますが、川崎市では安全対策になんの補助もありません。ただ指定されただけ。北九州市では、移転や除却に補助をしているのです。

国には制度があって、市町村が補助することを決めると国と県が4分の3出してくれる、神奈川県は制度を作っている、のに川崎市がやらない、というもので、同じ政令市の北九州市はどういう経緯で制度を作ったのか、聞きたいと思ったのです。

北九州市の担当者の方は、国が制度を作ったときに当たり前のように作ったという感じで話されましたが、何より人口減少で市街化区域を縮小することになり、その誘導の意味もあるとのことでした。

それは川崎市には当てはまらないけれど、この補助は4年間で6件の利用があったとのこと。何もない川崎から見れば大きな違いです。

行政が、そこは危険だと指定した以上、あとは自分でなんとかしろというのは納得できません。どんな対策にせよ多額の費用がかかるのです。こういう支援はさっさとすべきです。

北九州市からは飛行機。空港に着いたら、1時間半も遅れるとアナウンスが。何年か前も北九州空港で一時間以上待ったことがあったなあ。