井口まみ
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市議選政策の骨子を発表するにあたって―自治体とは何か、学びました

318885312_673340460943073_9019093745027397348_n日本共産党川崎市議団は13日、来年の市議選に向けた政策(一次案)の骨子を発表しました。その際、奈良女子大の中山徹先生に自治体政策を作る基本について講演していただきました。

「人口が減るから都市を縮小しなければならない」「公的施設は減らさないといけない」は市民の要求に対する市の常套句です。確かに人口が減るのは避けられないことも示されましたが、それを踏まえていますべきことは、公共の強化だと。

318745847_1355265675302659_5561346567714498888_nとりわけ川崎市は子育て施策が弱く、都市としても魅力もないので、若い人は住んでくれるが子どもが生まれると出ていってしまう「通過都市」になっており、今は人口が増えていてもへるのがはやいのでは、とも指摘されました。「通過都市」って、その通りだ。

公的施設は人が減るから廃止・統合するのではなく、そのまま使って豊かな使い方をすれば、満足度があがり、もっと利用が増える。公共交通機関は無料にして誰もがどんどん使えるようにすれば、介護保険の利用や医療費が減り、結果として市の持ち出しは減る。こういう総合的な施策が本来の自治体の運営だと。受益者負担など、税金の二重取りのようなものだって。

このあと団長が発表した私たちの政策骨子案は、まさに公共がすべきことをちゃんとやれ、というもので、中山先生の指摘を反映したものになっています。後ほど議員団のホームページに載せますので、ぜひご意見をお寄せ下さい。