井口まみ
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3月議会で質問したこと その1--生田地区に社会教育施設を

3月議会がはじまっています。いつものように、ばたばたとしています。さっそく5日には、予算審査特別委員会で質問をしました。今回はいつにもまして、私にとって意義深いテーマばかりでした。その様子をひとつひとつ報告しようと思います。

「その1」は、多摩区生田地区の社会教育施設についてです。

多摩区生田地区というのは、もともと公共施設の少ないところです。10数年前に、出張所を改築して市民館と図書館の分館を作ることになったのですが、道路の問題などがあって頓挫し、以来地域の皆さんの念願になっていました。しかし阿部市長が行財政改革で建設を中止。何をするにも、身近に施設がない、集まるところもないと、たいへんな不満がだされていました。

昨年、出張所を縮小して、戸籍の実務などを区役所に集約することが決まり、空いたスペースを市民が使える会議室にすると発表されました。その説明会で「市民館のような部屋ができるのならいい」という声も出て、縮小を認めたのです。しかし今回の質問で明らかになったのは、40平米そこそこのスペースが3つ。それも作業室だとか、オープンスペースというのもあって、とても皆が求めているような規模ではないことが分かったのです。

「改めて生田地区の施設を議論する必要がある」と私は問題提起をしました。生田地区の人口は5万4千人です。埼玉県幸手市が同じ人口でした。ここには公民館が5ヶ所もあるのです。長野県諏訪市は5万1千人。公民館が4つあり、そのほかに市民会館も文化センターもあります。生田地区はそうした社会教育施設は0なのです。

教育長は学校開放を使ってほしいといいました。でも、それではとても5万人の人口の町の旺盛な自主活動にこたえきれません。私は「あらためてこれから、施設の充実を求め続ける」と宣言しました。